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仮想通貨バンクは詐欺なのか
仮想通貨バンク(Virtual Currency Bank)について、名称だけを根拠に「詐欺」と断定することは避けるべきです。ネット上には、過去の投資案件としての仮想通貨バンク、公式風FAQ、被害相談・注意喚起風の記事などが混在しており、同じ名称でも相手、URL、勧誘経路、送金先が異なる可能性があります。
一方で、利用前に強く確認すべき点はあります。確認できるFAQでは、仮想通貨バンクはビットコインを送金して申し込む形、運用状況はマイページにドルベースで表示される形、2年満期の商品である形として説明されています。さらに、金融庁の登録や許可に関する質問に対しては「各国の法律に準拠したビジネスモデル」と説明され、所在については「ファンドライセンスを所有したケイマン法人の商品」とされています。
金融庁は、国内で暗号資産と法定通貨との交換サービスを行うには暗号資産交換業の登録が必要と案内しています。登録一覧には「ビットバンク株式会社」という国内登録業者がありますが、これは今回の「仮想通貨バンク / Virtual Currency Bank」と名称が似ているだけで、混同してはいけません。2026年5月20日時点で、金融庁の暗号資産交換業者登録一覧に「仮想通貨バンク」または「Virtual Currency Bank」という名称は確認できませんでした。
したがって本記事では、仮想通貨バンクを断定的に違法業者と決めつけるのではなく、公開情報と、出金トラブル時に共通する危険サインを整理します。
公式風FAQで確認できる気になる記載
確認できる `cryptocurrenciesbank.co/faq` では、申し込み時にビットコインを送る流れ、1口0.1BTC、運用着手手数料10%、2年以内の解約引出しは原則不可、中途解約時は申込時の運用開始額の50%が解約手数料、満期時は14日以内に送金、利益が生じた場合は30%が成功報酬といった説明が掲載されています。
また、サポートはメール対応のみとされ、送金済みの申込はキャンセルできないとも説明されています。満期返金については、日本円の銀行振込ではなく、指定されたクリプトコインで受け渡す趣旨の記載もあります。こうした条件は、トラブルになったときに「何を根拠に請求されたのか」「何を約束されたのか」を整理するうえで重要です。
注意したいのは、FAQに記載があることと、実際に安全に出金できることは別問題だという点です。マイページ上の残高表示、担当者の説明、運用利益の表示だけで信用せず、登録情報、運営主体、送金先、契約条件、出金条件を個別に確認する必要があります。
出金できないときに注意したい危険サイン
出金申請後に、税金、保証金、認証費用、手数料、口座凍結解除費などを先に払うよう求められた場合は、強い注意が必要です。正規の手数料であれば、事前に規約や画面上で明示され、出金額から控除される形が一般的です。出金の直前になって、外部ウォレットや個人口座へ急いで送るよう指示される場合は危険度が高いと考えてください。
特に危険なのは、次のような説明です。
消費者庁は、暗号資産をめぐるトラブルや、暗号資産の交換と関連付けて投資を持ち掛けるケースが増えているとして、金融庁・警察庁と連名で注意喚起しています。出金時に追加費用を求められたら、相手の説明をそのまま信じて支払う前に、必ず第三者へ相談してください。
SNSやチャットから誘導される流れ
仮想通貨バンクに限らず、暗号資産トラブルでは、最初から投資サイトを検索して登録するとは限りません。SNS広告、投資グループ、知人を装うDM、マッチングアプリ、外部チャットなどから始まり、利益画面を見せられて信用し、少額入金後に高額入金へ誘導される流れがあります。
その後、出金を申し込むと、税金、保証金、本人確認費、凍結解除費、マネーロンダリング審査費など、名目を変えた追加請求が続くことがあります。相手が「今回だけ」「最後の手続き」「支払えば全額戻る」と言っても、追加送金で解決するとは限りません。
SNS広告や外部チャットから投資サイトへ誘導され、出金申請後に追加請求へ進む流れには注意が必要です。
ビットバンク株式会社との混同に注意
金融庁の登録一覧には、暗号資産交換業者として「ビットバンク株式会社」が掲載されています。これは国内の登録業者であり、今回扱っている「仮想通貨バンク(Virtual Currency Bank)」とは別名称です。
相談時には、相手が使っていた正確なURL、画面上の名称、送金先アドレス、担当者名、紹介者のアカウントを分けて整理してください。「ビットバンク」「仮想通貨バンク」「Virtual Currency Bank」のように似た言葉が混ざると、相談先が事実関係を把握しにくくなります。
登録確認では、サービス名だけでなく、会社名、登録番号、所在地、代表者名、金融庁登録一覧の表記、利用しているドメインを照合することが重要です。登録業者に見える名前を一部だけ借りた、なりすましや類似名称にも注意してください。
税金、保証金、認証費用、凍結解除費などの名目で出金前に追加送金を求められたら、支払う前に証拠を保存してください。
すでに入金してしまった場合の対処
すでにビットコインや暗号資産を送ってしまった場合でも、追加送金は止めてください。次に必要なのは、返金交渉を急ぐことではなく、被害状況を説明できる資料をそろえることです。
暗号資産で送金した場合は、送金元の取引所名、送金先ウォレットアドレス、ネットワーク、トランザクションID、日時、数量を保存します。銀行振込やカード決済を使った場合は、明細と相手の請求画面を保存します。相手がチャットアカウントやサイトを消す前に、プロフィール、メッセージ、URL、ログイン画面、残高画面、出金拒否画面をスクリーンショットで残してください。
警察や専門家に相談する際は、「いつ、誰から、どのURLに誘導され、どの送金先へ、いくら送ったか」を時系列で説明できると話が進みやすくなります。
チャット履歴、送金履歴、URL、ID、ウォレットアドレス、出金拒否画面は、消される前に保存しておきましょう。
相談前に資料を整理する
相談先に連絡する前に、次の項目を1つのメモにまとめておくと、状況を説明しやすくなります。
追加送金を止め、証拠を保存し、時系列で資料を整理してから相談へ進みましょう。
調査会社に相談する意味
調査会社は、返金を保証する機関ではありません。また、警察や弁護士の代わりに法的判断や強制的な回収を行うものでもありません。役割は、被害状況、相手のサイト情報、送金先、チャット履歴、関連URLなどを整理し、相談に使える資料を作るサポートです。
暗号資産の送金は、銀行振込よりも流れを追うための情報整理が重要になります。ウォレットアドレス、トランザクションID、ネットワーク、送金日時が欠けていると、説明に時間がかかります。資料が散らばっている人ほど、早めに整理することが大切です。
よくある質問
仮想通貨バンクは詐欺ですか?
名称だけで詐欺と断定することはできません。ただし、金融庁登録一覧で「仮想通貨バンク」「Virtual Currency Bank」という名称の暗号資産交換業者は確認できず、出金前に追加費用を求められている場合は注意が必要です。
bitbankと仮想通貨バンクは同じですか?
同じものとして扱わないでください。金融庁登録一覧には「ビットバンク株式会社」がありますが、今回の「仮想通貨バンク / Virtual Currency Bank」とは別名称です。URL、会社名、登録番号を必ず確認してください。
出金するために税金や保証金を払うべきですか?
相手が指定するウォレットや口座へ急いで支払うべきではありません。出金前の税金、保証金、認証費用、凍結解除費などは、投資トラブルでよく見られる危険サインです。
少額だけ出金できた場合は安全ですか?
安全とは限りません。信用させるために少額だけ出金させ、その後に高額入金や追加費用を求める手口もあります。少額出金の有無だけで判断しないでください。
何を証拠として残せばよいですか?
登録URL、ログイン画面、残高画面、出金拒否画面、チャット履歴、相手のID、送金先ウォレット、TXID、銀行や取引所の送金履歴、請求画面を保存してください。
まとめ
仮想通貨バンク(Virtual Currency Bank)は、名称だけで詐欺と断定できるものではありません。しかし、確認できるFAQには、ビットコイン送金、2年満期、運用着手手数料10%、中途解約手数料50%、メールサポートのみ、ケイマン法人の商品といった、利用前に慎重に確認すべき記載があります。
2026年5月20日時点で、金融庁登録一覧に「仮想通貨バンク」または「Virtual Currency Bank」という名称の暗号資産交換業者は確認できませんでした。出金のために税金、保証金、認証費用、凍結解除費などを追加で求められている場合は、支払う前に止まり、証拠保存と相談準備を優先してください。
参考情報
- 仮想通貨バンク FAQ
- 消費者庁 暗号資産(仮想通貨)に関するトラブルにご注意ください!
- 金融庁 暗号資産・電子決済手段関係
- 金融庁 暗号資産交換業者登録一覧 PDF
- 国民生活センター
- 警察庁 SOS47 SNS型投資詐欺
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